焙煎とブレンド

よく書籍に、キリマンジャロは酸味のコーヒー、マンデリンは苦味のコーヒーなどと書いてありますが、一概に正しいとは限りません。

なぜなら、生豆に火を通して煎るという焙煎作業があるからです。浅く煎れば酸味が残り、深く煎れば苦味が強くなります。だから、キリマンとブラジルをブレンドしたら何時もこういう味になるとはいえないのです。Aの深さまで煎ったキリマンとBの深さまで煎ったブラジルをブレンドしたらCという味になり、また、Dの深さまで煎ったキリマンとEの深さまで煎ったブラジルをブレンドしたらFという異なった味が生まれるのです。それ故ブレンドの配合率などはいつも一定していないのです。


よりよい珈琲を求めて

富士山の麓で自家焙煎店をしています

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