「コーヒーの美味しさを考える」
コーヒー以外の飲み物、日本酒、ワイン、ビールなどは美味しさについて何と書いてあるのか、美味しさを表す言葉を色々拾ってみました。ビールでは「味の切れが良い」「喉の通りが良い」、ワインでは「喉越しの良さ」「切れ味の良さ」「さわやかですっきりした」「きめが細かくなめらかである」、日本酒では「後味がさわやか」「すっきりした口当たり」などです。
では、コーヒーに関しては「舌触りが良い」「後味が良い」「雑味がない」「澄んだ味」「まろやか」などがありますが、一番似合う言葉は「舌離れが良い」だと思います。
以上のようにみてきますと、味の濃い、薄い、苦味、酸味は好みであって、美味しさの表し方ではないのです。北大路魯山人は、「後口の味わい」「風韻が口に美しく残る」と、美味しさについて表現しています。又、ブリア・サヴァランは、「美味しさを感じ取るには、視覚、聴覚、嗅覚、、味覚、触覚、生殖感覚、この六つの感覚が豊かでなければならない。」言っています。
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